自作インジです。
ボリバンのバンドブレイク(エクスパンション)の初動を効率的に狙えないかな?
と思って浮かんできたアイディアをインジ化しました。
ちょっと複雑に見えますが凄くシンプルです。
現在の足が現状のボラティリティに対して大きいか小さいかを見るものになります。
ラインの意味合い
インジは二本のラインから構成され、それぞれの意味合いは以下の通りです。
青・白・赤と色の変わるラインは、ボリバンの+2σ~+1σまでの距離(pips)の推移を示しています。バンド幅が広がれば、このラインは上昇し、狭くなれば下落します。
言ってみればこのラインはボラティリティの推移を示します。
そしてピンク色のラインは、その時のローソク足の実体の値幅 |終値-始値|(pips)の推移を示しています。ローソク足の実体が大きいほど上昇します。
使い方
使い方の例としては以下のようなポイントでブレイクを狙う際に参考にします。
チャート右端では、ローソク足が2σを上抜けています。
ここでバンドブレイクの可能性がある事が示唆されます。
さらにチャートの下のBBbreakerの挙動を見てください。
上昇する青いライン(バンド幅の推移)をピンク線が上抜けました。
これの意味するところは、拡大しているボリバンの+1σ~+2σ間の値幅よりも大きな実体を持つローソク足が出現している。です。ボリバンが拡大中というのが重要です。
つまり、現在広がっているボラティリティを超えた明確に大きな足が出現している、ということになります。
大陽線・大陰線は大きな動きの初動でよく見られます。
このインジは、現状のボラティリティと比較して、現在の足が本当に大きいのかどうかを見るためのものになります。
青いラインをピンク線が大きく上抜けた場合は、勢いのある状態で、更に伸びる可能性があると解釈します。
下降トレンドの場合も使い方は上昇トレンドと全く同じです。
表示されるラインはボラティリティとローソク足の値幅の絶対値を示しますので、青いラインをピンクのラインが抜けて来たら勢いがあると判断します。
パラメーター設定画面
ボリバンのパラメーターです。
ボリバンの1σ~3σの距離に変更したい場合はBB1deviationを3.0に変更してください。
また、ボリバンの期間を変更したい場合はBB1periodとBB2periodを変更してください。
この値を違う数字にすると、違う期間のボリバン同士のσ間の距離を表示することになります。
使用方法についての動画も作りました