移動平均線クロスオーバーシステム用のインジです。
移動平均線クロスオーバーの概念は古く、現在の相場ではパラメーターが固定された2本のMAで勝つのは困難とされています。相場の動き方は常に変わるからです。
しかしこのインジは、直近の相場から、移動平均線クロスオーバーシステムで最も利益を上げやすいパラメーターを自動で選択して表示してくれる面白い機能を持っています。
チャートにセットさせると、2本の移動平均線とクロスオーバーシステムでエントリーした場合の損益が表示されます。
デフォルト設定では自動でパラメーター調節をしているので、その時の相場で最も利益を出しやすいパラメーターの移動平均線とその結果が表示されます。
例えば下のチャートをご覧下さい。
このチャートは10月16日ポンド円の5分足です。
チャート左上にProfit today with MA 5/6 is 1499pipsと書かれています。
これは、この日に5MAと6MAのクロスオーバーシステムで取引した場合、149.9pips取れた事を意味しています。2つのMAのパラメーターはその時の相場によって最も勝てるパラメーターが選出されます。
またチャート上中央に表示されるprofit yesterday is 3136pipsは、前日の相場ではこのパラメーターで313.6pips取れた事を意味しています。
パラメーター設定画面
パラメーター設定画面は以下の通りです。
「optimize」がtureになっている場合、自動で適切なパラメーターを求めてくれます。
「optimize」がfalseになっているとPeriodShortとPeriodLongで示されている期間のMAのクロスオーバーの結果がチャート上に表示されます。
そのため、最も適したパラメーターを知るためだけではなく、普段利用しているMAの組み合わせでどれだけの利益が出るのかの検証にも使う事ができる便利なインジです。
MAprofit2
このインジの下に表示させるMAProfit2というインジもあります。
2本のMA間の距離を表示させるもので、利食いの参考に利用できるでしょう。
MAProfitは自動で適切なMAのパラメーターを求めてくれる、それらの直近の結果を自動で表示してくれる、という点でかなり優れていると思います。
もちろん適切なパラメーターが求められたからといって、その後の相場で必ず通用するわけではありませんが、非常に面白いです。