少し不思議な動きをするインジです。
Pullbackとは押し目や戻りを意味する言葉で、このインジは押しや戻りの深さを測定します。
このインジでは、オシレーターが上昇してくると、押しや戻りを形成していると判断します。
ここで面白いのが、上昇トレンド中の押し目でも、下降トレンド中の戻りであっても、Pullback中はオシレーターが上昇します。
下降トレンド中の戻り
赤い縦線で挟まれた箇所が戻りです。
オシレーターとローソク足の動きがほぼ一致しています。
これは分かりやすいと思います。
■上昇トレンド中の押し
赤い縦線で挟まれた箇所が押し目です。
オシレーターとローソク足の動きが真逆になっています。
このようにPullback-factor-indicatorは、相場に上昇でも下降でもトレンドが出ると値が0に限りなく近くなり、それから押し目や戻りが形成されると上昇していく少し変わったオシレーターです。
押しや戻りの深さを測定する場合はフィボナッチなどがよく用いられますが、このインジも併せて利用すると良いかもしれませんね。